自分で名刺を作りたい方向け!印刷の種類を学ぼう!

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はじめに

こちらでは、自分で名刺を作りたい方向けに個人で印刷する場合での印刷方法や種類をご紹介します。

印刷の方法や種類

↓もっと印刷の種類について詳しく知りたい方はこちらのページへどうぞ↓

駆け出しデザイナーさん必見!印刷の方法や種類
デザイナーなら知っておきたい印刷方法や種類について簡単にご紹介!ネットプリント(印刷通販)会社に入稿する時に知っておくべき印刷の特徴などを記載しています。オフセット?オンデマンド?インクジェット?印刷方法によって印刷の仕上がりも変わります。

印刷の方法や種類について

個人で名刺などを印刷する場合、印刷の仕方は、大きく分けて4種類あります。

1. 自宅で家庭用プリンターで印刷
2. コンビニなどのマルチコピー機を使用して印刷
3. 街の印刷屋さん・ハンコ屋さんに発注して印刷
4. ネットプリント(印刷通販)で発注して印刷
まだ他にも探すとあるかもしれませんが、私個人的に考えるとこの4種類が種類かな?と思います。
次に、それぞれの印刷の種類をみていきたいと思います。

1. 自宅で家庭用プリンターで印刷

自宅に家庭用のプリンターをお持ちの場合、自分で名刺用紙などを購入して印刷する方が多いですね。

家庭用のプリンターは主流がインクジェットプリンターです。

家庭用プリンターイメージ画像

※家庭用プリンターのイメージ画像です

インクジェットプリンターは、カートリッジなどを交換したことがある方はわかるかもしれませんが、液体のインクを使用して印刷する方法です。

CMYKのインク(プリンターのよってはライトシアン、ライトマゼンタ、グレーなどインクの種類が多いことあり)を紙に噴射して印刷します。インクの種類が多いほど細かい色調の表現が可能で、写真などの画像を綺麗に印刷することができます。

インクジェット用インクのイメージ画像

※インクのイメージ画像です

液体のインクを吹き付けて印刷するため、印刷出力された用紙は少し湿ったようなしっとりとした感じになります(すぐ乾燥しますが)。また、インクを吹き付けているため水濡れに弱く、印刷したものが水分で濡れると滲みます。

※どんな用紙で印刷するといい??
基本的にインクジェットプリンター対応用紙であれば印刷が綺麗にでますので、白い紙でも色付きの紙でも好きなインクジェット対応用紙を選んでください。
サイズも名刺を印刷する場合に点線の切り取り線が入ったA4サイズの用紙に丁付け(複数の面付け)で印刷してもいいし、ポストカードサイズにカッティング位置がわかるように(トンボなどがついた状態のデータを)印刷して後から自分でカッターなどで切ってもいいです。
※ただ、個人的には、切り取り線が入ったものは後から手渡しするときの印象があまり良くない気がするので、綺麗な名刺を作りたいのであれば、自分でカッティングする方をおすすめします。

家庭用プリンタにもレーザープリンターは販売されていますが、一般的にはインクジェットプリンターが多いためレーザープリンタは次のマルチコピー機にてご紹介しますね。

2. コンビニなどのマルチコピー機を使用して印刷

次にご紹介するのは、家庭用プリンターの次に身近にあるコピー機としてコンビニのマルチコピー機をご紹介します。

コピー機イメージ画像

※コピー機のイメージ画像です

コンビニなどのマルチコピー機としていますが、会社などの大型のプリンターと同じような物とお考えください。コンビニのコピー機がマルチなのは、印刷機でいろんなことができるからなので、基本的なコピー機能は同じです。

マルチコピー機の主流は、レーザープリンターです。

レーザープリンターは、トナーパウダーという樹脂でできた粉末を熱で溶かして紙に押しつけて印刷します。そのため、印刷機から出てきたばかりの用紙は温かいのです。この粉末はかなり細かく、さらさらです。

熱で転写して印刷しているため、インクジェットとは違い、水分で少し濡れても印刷部分そのものは滲みにくいです。また、印刷速度も早く、大量に印刷する際はインクジェットよりもコストを抑えられます。

ただし、細かい描写にはあまり向いていなので写真などの画像の印刷はあまりお勧めできません。

※どんな用紙で印刷するといい??
マルチコピー機は、予めコピー機で用意されている用紙しか印刷ができません。そのため、自分であまり選ぶことができないので限られてきます。
マルチコピー機で印刷する場合は基本的にぺらぺらの普通紙か、少し厚みがあって表面が艶感のある光沢紙、写真印刷用の写真用紙、ハガキ用紙、シール用紙(コピー機による)くらいで、その中で名刺用に印刷するのでれば光沢紙かハガキ用紙になります。※この場合は、自分でカッティングする必要があるので、断裁位置がわかるようにして印刷してください。

3. 街の印刷屋さん・ハンコ屋さんに発注して印刷

こちらは、今では少なくなったのでお住まいの地域によってはなかなか無いかもしれません。街によくある印刷屋さんやハンコ屋さん(ハンコのみではなく印刷業務を行っている店舗)で例をあげます。

はんこ屋さん21

キンコー

私自身、街の印刷屋さんを利用したことがないので詳細はあまりかけませんが、ネットのない時代はこのような街の印刷屋さんに依頼して印刷してもらうことも多かったので挙げてみました。

このような街の印刷屋さんでは、レーザープリンターで印刷することもできますし、発注してその他の印刷方法で印刷もしてもらえます。

ただ、街の印刷屋さんに発注する場合は大きな印刷機を持っていないこともあるので、大抵仲介業務を行ってくれるだけで印刷は他の印刷会社に回していたり、それこそネットプリント(印刷通販)に依頼して印刷してもらうことも少なくありません。なので、データだけご自身で作って、印刷発注を仲介してもらうのであればご自身でネットで発注した方が安く済みます。

街の印刷屋さんに依頼するメリットとしては、実際に相談しながら印刷できたり、ネットで発注する場合は完全データ(印刷用に適したデータ)で入稿する必要があるのですがそれの確認を請け負ってくれる点ですね。

4. ネットプリント(印刷通販)で発注して印刷

以前は、個人でネットで印刷注文する機会なんてあまりなかったですが、この十数年くらいの間にかなりの急成長を遂げたのがネットプリント(印刷通販)です。

ネットイメージ画像

※イメージ画像です

自分で印刷発注をするなんて難しいんじゃ・・・?と思われるかもしれませんが、それこそこの十数年の間に印刷の注文の仕方も簡単、その上便利になり、注文しやすくなりました。

印刷技術の向上と進化によりいろんな物に印刷できるようになりました。

名刺印刷を発注する場合で限定するとネットプリントでの主流の印刷方法は大きく分けて3つ。

オフセット印刷オンデマント印刷活版印刷です。

中でもメジャーなのがオフセット印刷とオンデマンド印刷。印刷通販会社のほとんどがこの2つの印刷方式を採用しています。ただ、オフセット印刷は大きな印刷機が必要なためオンデマンド印刷のみの印刷会社も結構あります。

それぞれの印刷方法を簡単に説明しますと、

オフセット印刷は版と呼ばれる板(イメージとしては木版画の木版のような物)を作って印刷物を刷り上げる方式で、版を作らないといけないのでその分のコストと納期が必要になります。ただ、部数を多く印刷するものは版を作って印刷する方が安くなります。また、オフセット印刷は網点と呼ばれる小さな細かい点で濃淡を表現するのでかなり綺麗に印刷が仕上がります。

オンデマンド印刷は、オフセット印刷のような版をつくらず高性能のデジタル印刷機でデータを直接印刷する方式です。高細密のレーザープリントまたはインクジェット方式を利用しており、家庭用プリンターややコンビニのコピー機よりもハイグレードな印刷機なので綺麗に印刷できます。

版をつくらないのでその分早く小部数(1枚〜でも!)から注文でき、かつコストを抑えて印刷することが可能です。ただし、オフセットに比べると色によってはベタ(1色で広範囲の塗り)印刷がムラになることがあったり、黒のベタ塗りにテカリが目立ったりと印刷の仕上がりが少し劣ります。

活版印刷は、上記の二つとは違い、どこでもやっているわけではありませんネットで活版印刷の注文ができる印刷会社はあまり多くなく、限られています。こちらも、オフセット印刷と同じように版を作って印刷する方式で、納期とコストが必要になり、また、オフセット印刷のようにデジタルではないので多く刷ればする程コストはかかります。

活版印刷は簡単にいうとハンコのようなイメージで凸部分にインクが載っていて、版を紙に押し当てて印刷するのですが、圧をかけた凸部分が紙に食い込む(紙に対し印刷部分が凹む)ので凹凸感が出ます。その風合いがオフセットやオンデマンド印刷にはない味わいになり最近は人気があります。

まとめ

  • 家庭用インクジェットプリンター
  • マルチコピー機などのレーザープリンター
  • ネットプリント(印刷通販)で発注できるオフセット印刷、オンデマンド印刷、活版印刷

※街の印刷屋さんは仲介の役割が多いのでコピー機のレーザープリンターもしくはネットプリント(印刷通販)を利用が多い

以上が自分で名刺印刷をするときに利用する印刷方法や種類のご紹介でした。